鉱 ARAGANEに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)- 3ページ目

「鉱 ARAGANE」に投稿された感想・評価

映画が人間ドラマであり記憶であり技法である以前に、まず第一に光学的な現象であるという当たり前のことを意識させられる。あらゆるシーンはスクリーンという平面上に広がる光の強さ、色彩、広がりの度合がその都…

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緑

緑の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

音と闇と光の暴力に我が身を晒す68分(褒めてる)。
監督がタル・ベーラの弟子ということで、
20分くらいの長回し×3とかで
構成されていたらどうしようという不安は杞憂だった。
トランス状態になるか、…

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mi

miの感想・評価

3.7

気付いたら開催されてた小田香特集。
ノイズの定義が騒音だとすると、今作の音は決してノイズではない。とにかく心地良すぎる。
時折完全にメロディと化しつつ奏でられる環境音には、本当に現場で録ったんか?と…

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そこがどこで何をしているかも鮮明ではない時間がずっと続くからこそ、ラストの季節感にふと我に返った。
siori

sioriの感想・評価

4.0

飛び交うライトと轟音 かえって無音や闇が浮き彫りになる
何よりも、ここで終わったらクールだな、というところで終わったのが気持ちよかった。
作業場のシーンから始まって、共にトロッコで炭鉱へ潜り、地上に…

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暗闇の中で照らされる坑夫たちの光の視線。りんごを食べるシーンがとても好きだった。なんだかゴーストみたいで。あくまで此処からしたら非現実的な坑夫の“生活の為”の労働の隙間に介入するカメラの居場所。長回…

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ヘッドライトの光がカメラに向くたびこれは映画なのか、とスクリーンの前で立ち返る。没入感がすごい。地下300mの世界を体感したような気になるあの映像はなんだ。

元町映画館にて鑑賞。上映後、監督さんのトークも聞くことができた。監督の卒業制作らしい。映画の学生については、自分の撮り方を身につけることが大事、と。

上映後トークで監督が、「空間を撮りたかった」と…

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50

50の感想・評価

3.5

京都の出町座にて。
暗闇、鉱物、埃、重機、汗、光、轟音、
地下300メートルは宇宙だ。
この中で、カメラを回し続けたことがすごい。力ある映画。

現地の人々にとっては、ただ、そこにある日常の1シーン…

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いけ

いけの感想・評価

3.5
ものの物質性が強調されるクローズアップ。振動が振動であることを語る。スクリーン上の光の点滅でありながら、「もの派」の作品ような物質そのものを提示される。

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