たろ

鉱 ARAGANEのたろのレビュー・感想・評価

鉱 ARAGANE(2015年製作の映画)
3.5
監修なだけあってかなりのタルベーラ感

冒頭の反復した動きの機械や進み続けるトロッコが良い
映画としての気持ちよさがある
最後の方に出てくる天井で動く謎の巨大機械も好き
もしかして俺は機械フェチなのか?

ストーリーは無だがそういうのを期待する映画ではないのでまあ良し
ただストーリーが無でしかもずっと地下で絵も単調だと流石にちょっと飽きる。せめてもう少し状況説明が欲しいところ
あと、ちょいちょい何やってるか分からないレベルで不鮮明だったり暗かったりする絵があるのも個人的にはマイナス。そういう方がアート感出るのもわかるがこれは映画なのでもうちょい絵で勝負して欲しい

そういった不満はあるもののラストの外の開放感がとても良いし、それを見て多少意図がわかったので相殺で
オチのロープが止まらない感じもとても好き


ちなみに元々原作付き(カフカのバケツの騎士)を撮ろうって話で結果こうなったらしいけど、俺がタルベーラだったらリアルに説教をかましてしまいそう笑
たろ

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