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闇の子供たちのマッサージ屋のレビュー・感想・評価

闇の子供たち(2008年製作の映画)
4.0
バンコクに単身赴任で来ている新聞記者の南部浩行(江口洋介)に東京本社から日本の子供がタイで臓器移植手術を受けるという情報が入り、取材をする事になった。
取材を進めると、それはタイの子供が生きたまま麻酔をされ臓器を取り出されるという情報だった。
その頃、東京の大学で福祉を学んだ音羽恵子(宮崎あおい)がバンコクのNGOの福祉センターで働く事になった。
しかし児童の人身売買を目の当たりにし・・・。

劇場公開時以来の久しぶりの鑑賞です。
当時見た時もあまりの衝撃的内容に上映終了してもしばらく席から立てなかった記憶があります。

児童虐待、人身売買というまさに闇の出来事をあからさまに描写されています。
本当に生々しいので見ていて感情がフリーズされるというか…。

原作ありきのフィクションのていですが、どう考えても実際にありそうな話なんですよね。
お金の為に子供を売り飛ばす親ってのが本当にあるのか?
日本でも遥か昔にはあったわけだしね。
コレを見てると“親子の絆”って全人類に当てはまるわけではないと思います。

色んな子供達の境遇が描かれていて「これでもか!」とい言わんばかりな作品ですが、見ておくべきものだと思います。
阪本順治監督作品の中ではコレが一番私の中でインパクトがあります。