こばまさ

少女は悪魔を待ちわびてのこばまさのレビュー・感想・評価

少女は悪魔を待ちわびて(2016年製作の映画)
3.4
“殺人”の次は“悪魔”ですよ。
『悪魔』が入るタイトルはこれで6作目、思ったより少ない?
ただ『悪』まで含めると13作もあった。


15年前、少女だったヒジュ(シム・ウンギョン)の父親は何者かに殺された。
何件もの殺人容疑がかかっていた容疑者のギボム(キム・ソンオ)だが、この件に関しては証拠不十分で起訴されず、別の殺人容疑で懲役15年を言い渡される。
そして15年後、ギボムが出所し、ヒジュの復讐劇が幕を開ける…


もはや安定のザ・韓国ストーリー。
幾度となく観てきた様な話…かと思いきや、様子がおかしい。
なるほど、殺人鬼×復讐鬼…に加えてもう1人誰かいる。

この点と点が線になり、繋がっていく様は上手かった。
ただ、やはりご都合主義感が強いし、そもそもヒジュ役のシム・ウンギョンにそこまで出来る要素が全く無い。
シム・ウンギョンの演技は好きだけどね。

とにかくこの作品は、殺人鬼キム・ソンオに尽きる!
このキャラ作りの為に短期間で16Kgも減量したらしい…
その体がまあ凄いのよ…一瞬CGかと疑うレベル。
すぐ頭に浮かんだのは、『マシニスト』のクリスチャン・ベイル。

『アジョシ』『無双の鉄拳』『キル・ボクスン』とキム・ソンオを見てきたが、この作品のキャラが1番良かった!


そんなキム・ソンオの役者魂と、無能警察のオンパレードで加点0.2しときます。
こばまさ

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