タッド

アマンダ・ノックスのタッドのネタバレレビュー・内容・結末

アマンダ・ノックス(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

HIVの陽性反応が出たようにアマンダに思い込ませて、彼女が今まで関係した男性の名前を書いたノートが流出してしまうってのはひどいな。メレディスの母親もどこにぶつけたらいいかわからない怒りも苦いな。アマンダやソレシトを恨んでいいのかどうかさえもわからなくなってしまう。ピサという記者が確かにのちに新事実が出てきてしまうのは仕方ないとしても自分の報道したことに対して随分と責任感のないジャーナリストだなと思ったら、現在はザ・サンで活動しているって壮大なオチがついたましたわ。台湾のアマンダたちの共謀してのレイプ殺人のアニメーションの再現ってのもすごいな。途中でパイプをくわえてシャーロック・ホームズ気取り(シャーロック・ホームズの映画が好きだと話していた)のミニーニだが結局は彼の信用もガタ落ちしたはずなのに検事総長に出世していたりと不可解。彼は、最後の審判には二度目のチャンスはないからアマンダたちは有罪か無罪かで裁かれることになるだろうと話しているのはキリスト教に熱い人特有の考え方で興味深い。ペルージャの街で起きた事件ってのも日本人にとっては印象に残りやすいんじゃないかな。確かにアマンダの顔だけ見たならこんな殺人は起こしそうもないと思うかもしれないね。
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