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廿日鼠と人間のShoのレビュー・感想・評価

廿日鼠と人間(1939年製作の映画)
4.5
ジョン・スタインベックの原作が出版された2年後にルイス・マイルストーンにより映画化。世界恐慌の影響を色濃く残す1930年代後半のアメリカの現実が描かれてる。原作の良さを忠実に映画的手法で再現している秀作。

叶わない夢を持つこと、しかしその一途の望みがあるからこそ悲観的にならずにいれるジョージとレニーを見ていると胸が締め付けられる。

叙情的な演出のリメイク版の方が、より多くの人に好まれるとは思う。オリジナル版は控えめかつ客観的に撮られていて、原作が生まれた時代感を含め鑑賞するに値すると思う。
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