第二次世界大戦下。
森に現れた敵ドイツ兵の進軍を阻止すべく、ソ連軍隊長の1人の男と5人の女性兵士が立ち向かう話。
女性兵士のバックボーンが各々語られ、それぞれに感情移入させてからの一人また一人と倒れていく戦争の無情さ。
最後まで戦場に適応できず終始恐怖に怯えていた子が特に印象的。
実際あの場に駆り出されたら勇気で奮い立つなんて事はできないものだろう…
きっとあれがリアル。
ジャケ写の感じからB級ド派手戦争アクションだったりお国柄的に愛国主張の強そうな内容っぽく見えるけど、実際は戦争によって翻弄される人間の悲しみを描いていて地味ながらもずっしり重く真っ当な映画なので観る価値はしっかりあります。
あくまでも人間ドラマがメイン。
このご時世ロシアの戦争映画に対しては複雑な気持ちになるけど、「戦争なんて嫌だ」というメッセージを持つ映画だって少なからずある。