りり

ザ・カナル 悪魔の棲む場所/運河の底のりりのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

邦題もパッケージもくそダサだけど、本編はなかなか雰囲気あっていい。他の方のレビューでも指摘があるようにJホラー、とりわけ「リング」のフォロワーといった趣が感じられた。欧米のホラーではあまり見られない作風なので珍しいかも。というか劇中劇的に古いモノクロ映像を使ったり、ラストの恐怖シーンで見ていた映像の怪異が部屋に出てきて襲いかかるあたりなどはまさに「リング」へのオマージュと言えそう。地下トンネルの中での出産シーンはやりすぎ感あったけど笑。公衆トイレの汚さといい、不倫シーンの過激さといいなんか意外なところで強い印象残してくる映画だな…。

しかし、映画全体の雰囲気やセンスは割といいんだけど、途中からはほぼ家の中や近くをウロウロするだけなのでメリハリがなくなりちょっと退屈してしまった。
結局犯行自体は全て主人公の手によるもので、その他の怪奇現象は妄想や記憶の混乱ってことなのかな? ラストは自身も怪異化しているようなので、やっぱりあの家自体に魔力があったのかもしれない。
りり

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