このレビューはネタバレを含みます
人間らしい会話の難しさを感じました。
人の底に流れている欲望の漏れ方が
会話のぎこちなさでで現れるのは分かるのだけど、どこか不自然。
ほんと、人間らしさとはなんだろうね。
ただナチュラル風なセリフ書いても違うし、逆に修辞法だらけでもリアルなときはリアルだから不思議。
平岩紙さんの強いお酒2杯目飲んだあと
の舌を「キッ」とさせるやつ、
3杯目のあとの口の動かし方、わかるしかっこ良い。
こういうところを映画で見たいと思った。演劇じゃなかなかピックアップ出来ない。
あとは、
映画としてはやっぱり絵の面白さが見たいなと思った。
この作品は、一部始終を目撃することの面白さはあるけど
映画としてそれを見たとき絵としての演出が薄い気がした。
映画のダイナミズムについて考えた。
ワンシチュエーションの映画は難しい。
ありえないんだけど、ありえはしないんだけど、ラストに向けてあんなことが立て続けに起こるテラス、恐怖、面白すぎる。