今のコンプライアンス的には作れないと思う。大人特有の曖昧さと毒っけのある会話劇でたたみかける、是非舞台で見たい作品。
『友だちのパパが好き』が大好物でもう本当に大好きで、監督をチェックしていた。山内ケンジさんの今作も見たくてようやく鑑賞できた。私はゲラゲラ笑ってしまって。wikiを見るとやはり山内ケンジさんは舞台を主に活動しているらしくその映像版みたいな今作でした。
『おとなのけんか』や『おとなの事情』などに近いワンシュチュエーション映画で、大人の恥ずかしい部分や醜い部分などが盛り込まれている。日本人特有の細かなニュアンスで突き進む。誇張はしているがあるあるだなぁという生々しさがあり、それがツボにハマる人はハマると思う。
平岩紙さんの腕を褒めるというセクハラ紛いのことが起きるが、平岩紙さんがそんなに綺麗じゃないというのが凄くリアルだった。(紙さんめっちゃ演技派で好きだからこんなこと言いたくないんだけど!)セクハラできる隙というか、妙にエロいというか…。そしてそれに反抗する石橋けいさんのウザさ笑
面白かったのだけど、今では作れない作品だなぁと思ったのは確か。セクハラが過激だしセンシティブな話題を茶化しているので嫌な人は嫌だと思う。今の時代には合わないかなと思った。
ストーリー : ★★★☆☆
映像 : ★★☆☆☆(舞台で見たい)
設定 : ★★★☆☆
キャスト: ★★★☆☆
メッセージ性 : ☆☆☆☆☆
感情移入・共感 : ☆☆☆☆☆
cc/100%富裕層向け映画。