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浮き草たちのayのレビュー・感想・評価

浮き草たち(2016年製作の映画)
3.0
軽妙なテンポ、等身大の爽やかなボーイ・ミーツ・ガール。アダム・レオン監督は次世代的な、何か新しいセンスを持ってるのかも。主人公ふたりは感じがよくて金銭的に行き詰まった状況はあっても野心で動くわけではなく。特段大きな事件や悪人は出てこない。前作「ギミー・ザ・ルート」に引き続いて、ニューヨークの街を特別なものとしては映さない。ジャームッシュのようなオフビート感さえ薄い。邦画や青春コミックの感覚にも通じた、"普通"のテンション。持たざる者はたいていは結局持つ者になりたがる、というセオリーから外れていく何か。次の作品もみてみたい。
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