抹茶マラカス

ジャドヴィル包囲戦 6日間の戦いの抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

3.8
コンゴ内戦にPKOとして派遣されたアイルランドの部隊の戦いを描く。
なぜコンゴでアイルランド人とフランス人が銃撃戦になるのか、欧州情勢は実に複雑怪奇。包囲戦なので常に迎撃、相手の撤退を祈るしかなく弾薬や資源の限界もあるのに応援が来る気配もなく見捨てられる。
戦争映画としてフレッシュな表現や極限のゴア描写がある訳ではないが、決して外さずに状況を描くことに徹底してる。必要以上に重くない作品。
国連から現地に飛んだオブライエンという外交官が超絶無能でこんな目に遭うのだが、コイツ調べたらその後もIRA憎しで色々やらかしており、史実の方が酷い人物かもしれない。
そしてまさかのダグ・ハマーショルド案件でもあった。