ま

ファング一家の奇想天外な秘密のまのレビュー・感想・評価

3.4
タイトルやジャケットが絶対コメディっぽいけどそうでもない、タイトルに騙されちゃいけないというレビューをいくつか読みナルホドと思いました。
ニコール・キッドマン主演の家族物語。

ファング一家と呼ばれる4人家族(父、母、姉、弟)は普通の人では考え付かないようなブッとんだ行動ばかりして人々のリアクションを楽しみ、それをアート・前衛的な活動の様に呼んでいたのだが…

時は流れ姉(ニコール・キッドマン)は落ち目の女優、弟(ジェイソン・ベイトマン)は売れない作家となった。
二人とも良い歳の中年で両親とはしばらく会っていなかったのだが、ある日久々に両親が会いに来ることになり、姉弟は焦り出す。。

良い歳になっても相変わらずの両親。
父親役を演じるのはクリストファー・ウォーケン。

良く言うと「子供心を忘れない大人」なんだろうけど全ての行動がやり過ぎで子供のことを「A」「B」と役者(エキストラ)の様に呼ぶ始末。

そんな両親の行方が今度は分からなくなり、また何かのドッキリなのか?何か企んでいるのか?それとも自分たちの知らない真実があるのかと姉弟が探っていくと意外な結末が…

「親の心子知らず」という言葉がありますが、本作は真逆で「子供の心親知らず」でした。

子供を苦しめたり悩ませたりしていても気付かない・マイペースな親。
実は結構重いテーマなんだけどそこまで重苦しくもなく適度にシリアス、
シュールなお笑いも混ぜながらもちょっと考えるところもある作品。
ま