ニコール・キッドマンがやっぱりエロいので観ました。
個人的に強烈に胸糞な展開で、でも普遍的なおはなしですよね、こどもがおとなになるためには、というような。
親はそれが意識的であれ無意識的であれ子に対して願望を抱かざるをえない。ああなってほしい。将来こうなるべきだ。それは親であるなら当然の情動で、子は、親の無自覚な願望を敏感に察知して、こちらも意識的であれ無意識的であれ、親が望む役を演じるところからスタートする。
穿った見方をすれば、家族ってのは、親を座長とした劇団みたいなものなのかも。
このへんのなんとも穿ったデフォルメが胸糞に通じるのかもですが。
とにかく子を自分の劇団のコマとしか考えられない父親が激しく気持ち悪い。
でもたぶん親というイキモノは先天的にそういうふうにしか子と接することはできないと言われればくやしいけどなんだかストンと納得してしまう自分もいて。
だから子は、親離れするしかない、ということなのか？
ああ、なんだかこれはこれで非常に穿った見方な気がする。
それを胸糞と感じている自分がいるということは、やっぱりまだ幻想をみているんだろうか。
でもやっぱ、どう考えてもあの親が一般的な親の本質を捉えているとは思いたくないのですよね親離れできてないですかもしかして。
思うほどニコール・キッドマンはエロくはなかったんですが、やっぱりもう、いくつになっても美人さんなのはずるい。もっと観たい。
