このレビューはネタバレを含みます
※オープニングのシーンから少し変わった映画だなと感じたのが、最後まで続いた映画でした。好きか嫌いかと言えば、好きな映画の方に入る映画だったと思います。
※そもそも自在しない?画家だと思うのですが、…
【フィクションとしての美術創作家】
三流美術評論家のゼバスティアン(ダニエル・ブリュール)。
同居している女友だちからは部屋から追い出される寸前で、仕事もろくにない。そんな彼が、モダンアートの大家…
有名芸術家の伝記を書くことで売れっ子になることを狙う無名の美術評論家が、老人画家のもとを訪れヨーロッパ中を巡るロードムービー。
2022年225本目。
ヴォルフガング・ベッカー監督×ダニエル・ブ…
哀しみを湛えたユーモアが好きだ。
意図したのとは違う方向に転がって行く現実に戸惑うが、転がった先に見える風景も悪くない。そんな運に任せた人生も悪くないと思う。
「昔の私は絵のようだった。今は絵だけが…
芸術家とミューズという歪な関係性からしてそんなロマンスに孕んだ悲劇性。虚構と現実。女のために生きる男と、人生を生きる女の真実を皮肉にも、辛辣にも明かしてみせる百年の恋の結末。
“ぼくにはすべて、き…
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マティスが師、ピカソが友、ブルトンが助言者のカミンスキーはパリで活躍後60年代NYのポップアート界でも話題に。今はスイスで隠遁生活を送る偉大なる盲目の芸術家。
そんな彼の伝記を欲のために執筆しようと…
高慢な美術評論家と食えない老画家の二人ともが、ろくでもない男なのにだんだん愛おしくなってくる。特にダニエル・ブリュールが正真正銘のクズ男なのに、何故か嫌悪感を覚えるどころか、妄想がおかしすぎてずっと…
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