【フィクションとしての美術創作家】
三流美術評論家のゼバスティアン(ダニエル・ブリュール)。
同居している女友だちからは部屋から追い出される寸前で、仕事もろくにない。そんな彼が、モダンアートの大家…
有名芸術家の伝記を書くことで売れっ子になることを狙う無名の美術評論家が、老人画家のもとを訪れヨーロッパ中を巡るロードムービー。
2022年225本目。
ヴォルフガング・ベッカー監督×ダニエル・ブ…
哀しみを湛えたユーモアが好きだ。
意図したのとは違う方向に転がって行く現実に戸惑うが、転がった先に見える風景も悪くない。そんな運に任せた人生も悪くないと思う。
「昔の私は絵のようだった。今は絵だけが…
芸術家とミューズという歪な関係性からしてそんなロマンスに孕んだ悲劇性。虚構と現実。女のために生きる男と、人生を生きる女の真実を皮肉にも、辛辣にも明かしてみせる百年の恋の結末。
“ぼくにはすべて、き…
高慢な美術評論家と食えない老画家の二人ともが、ろくでもない男なのにだんだん愛おしくなってくる。特にダニエル・ブリュールが正真正銘のクズ男なのに、何故か嫌悪感を覚えるどころか、妄想がおかしすぎてずっと…
>>続きを読むヴォルフガング・ベッカー監督作。
ドイツ出身の作家:ダニエル・ケールマンによる2003年発表の小説「僕とカミンスキー 盲目の老画家との奇妙な旅」を『グッバイ、レーニン!』(03)のヴォルフガング・…
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