このレビューはネタバレを含みます
アガサ・クリスティが産み出した名探偵ポワロ。
彼が休暇を楽しむ為に乗り込んだ列車オリエント急行で殺人事件が発生、雪崩の為に緊急停車した橋の上の列車で、容疑者は乗り合わせた乗客達。
と言うお話。
とんでもない切れ者であるポワロが些細な証言からバンバン真実を言い当てる。原作は未読だし、推理モノと言えば金田一少年の事件簿を愛読した程度だけれども、名探偵っぷりだけは理解出来た。
…んだけれども。流石に、犯人は容疑者しかいない状況で、証言をちゃんと聞いていれば(あれ、これは他の人にも繋がりがあるのでは…)となってしまう中盤以降がちょっと残念だったなぁ。
そもそも期待していたのが推理力自慢の探偵に、思いもしなかった真相をバーンと披露して欲しかったのであって、推察出来るくらいの謎がちょっと残念だったなぁって。もうちょっと凄い！ってなりたかった。凄がりたかった。
あと、ポワロの立派なヒゲが一本モノではなく、頬ヒゲと一体化させたヒゲである事が気になって気になって。鼻下のヒゲだけではやっぱあの毛量は無理なんかなぁ、でも合体させるって発想はなかったなぁ…。男性のヒゲの形界的にアレはどうなんだろう…あぁ、どうでもいい事ばかりが気になってしまう。
