いのりchan

オリエント急行殺人事件のいのりchanのネタバレレビュー・内容・結末

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

セルゲイのために行きました。でも結局ケネス・ブラナーの瞳の美しさに魅せられたり、フランス語と英語が入り混じる中でうとうとしたりわたしのコンディションが忙しかったです。セルゲイの最初の登場シーンの苛烈さで「なんという・・・出オチ・・・」と思ったのですがいつでもキレイなのでヨシとしました。センテンスの逆説前後の一貫性は考慮に入れていません。すいません。随所にみられるユーモアと、悲しみと、ただただ映像が美しいの洪水でしたが「すごく、琴線に、触れた!」という感動がなかったのは、no subtitlesでの初のミステリー鑑賞だったからかな。アガサ・クリスティーの代表作かつリメイクだし知ってるし、という点もあったのかもしれないけど・・・。その中では、ポアロを見送る最後のシーンの乗客たちの冷めたようなそれでいて「未だ人間」であり「NO CHANCE」ではない人々の表情が怖くて好きでした。プラスハバート夫人の銃のところスチャッと終わる感じで好き。あとブーク嫌いな人っている?いなくない?めっちゃ好き。ずっと一緒にいて欲しい。読者(わたしと)と。でも、今回は全部全部ケネス・ブラナー(ポアロ)がやったるでって感じでブークそんなに・・・口を挟んでこなくて・・・ブーク・・・って感じでした。ブークが好きです。でも続編みると思う。楽しみだね〜。

追伸
いつみてもセルゲイって「殉教者」みたいな顔をしている。うつくしい。今週末、「SATORI」を観にLondon Coliseumに足を運ぶのが楽しみです。