12月9日にBS朝日にてシドニー・ルメット版『オリエント急行殺人事件』(1974年)をやっていたので、久しぶりに予習として鑑賞。
ケネス・ブラナー版(本作)は前作のオマージュがふんだんにありつつも、しっかり現代風に作り込んでいてとても見やすかった!
作品の特性上、どうしてもシーンが列車内になりがちだが、カメラワークはもちろん、オリエント急行の列車内の装飾を工夫することなどで、目を飽きさせない作りをしているのが素晴らしい。
ポワロが就寝時につける“口ひげ押さえ用マスク”とか、前作同様時代背景がわかって面白い。それよりもケネス・ブラナーのフランス語訛りの英語とかドイツ語で話すシーンとか、ポワロらしさをケネス流に再現していて好感が持てた。
エンドロールにミシェル・ファイファーが歌う曲が流れるが、なんかこれも良かった。
とはいえサントラは買うほどではないかも。
ちなみに、劇場版予告編(もしかしてTOHOシネマズ版のみかも?)に使われていたオシャレな曲(イマジン・ドラゴンズの『Believer』)はサントラには入ってません。
TOHOシネマズ新宿にて(auマンデイ利用)