このレビューはネタバレを含みます
何度も映画化されているみたいだけど、初めて観た。おもしろいねー。誰が犯人なのかという流れから、実は全員犯人というトリックは、まず原作が良くできてるなあと感心するね。流石アガサ・クリスティー。初見なのでこのストーリーの面白さだけで、中々点数は高くなる。
ケネス・ブラナーのポアロは嵌まり役。最初の軽いジョークが入りながら展開していく様は若干お洒落狙いすぎて外してる臭いがしたから不安だったけど、電車乗ってからは大丈夫だったね。
控えめなアクションも、ポアロシリーズには向いている気がして好印象。杖の使い方が面白かったね。
ラスト、推理に持っていくシーンで、容疑者全員が横に並ぶカットも素晴らしかったね。あの辺り演出がうまいなあ。そこからのクライマックスも見事。ミシェル・ファイファーかっこいい。
テンポ良いから尺もまとまってて、ジョニー・デップもすぐ消えてくれたし、中々の良作じゃないでしょうか。