象徴的な動物たちやタバコ、白い布、水…考察しがいのあるような要素が多くあり、明確なストーリーや結末がないため、観るもの一人ひとりによってこの映画の感じ方や楽しみ方が変わる。
TIFFでのQ&Aで監督は、"描写されるものに特定の意味は持たせておらず、感じたままに観てほしい"といった。質問者の考察にも度々驚いているのをみると、映すものに対するあまりの投げっぱなし感にがっかり。ただ"それっぽいもの"を撮っているだけに思われてしまった。
しかし、自然との一体化の美しさ、異世界感のある独特の雰囲気など、その映像美には確かに心惹かれるものがある。
