こちらは鑑賞記録。先日、カップルズを4k版で鑑賞して、こちらを購入しました。とにかく全シーンカッコいいですね、この監督は。ストーリーもいいんですが、ネオンと夜景もいいし、部屋の中の捉え方もカッコいい…
>>続きを読む暗闇を光で照らすという「牯嶺街」で見られるテーマがすでに胚胎されている
冒頭のシーン
ひとつの画面の中で、部屋の中から一緒に窓の外を眺めていた二人が、別々の部屋に分かれる
男は部屋の照明のスイッチ…
このレビューはネタバレを含みます
台湾の栄華の裏にある緩やかな絶望。エドワード・ヤンの作品は恋愛時代しか見たことがなかったので、思ったより虚しい幕引きに少し驚いた。
生まれた土地から逃れきれずずるずると足を取られていく様は、ツァイミ…
過去に置いていかれた男と、未来へ進めない女。非情に進んでいく時代、変わっていく街並み、諦念を抱え、空虚に彷徨う僕たちは、一体どこへ向かうのか?この頃のエドワード・ヤンもまた、答えを探していたのだろう…
>>続きを読む自分の信条が社会と折り合わない、どこか頑固で狭量で独自の正義感を曲げられない。そんな性格だから何事もうまくいかず、孤立を深めていく。そういう破滅的な男はいつの時代もいるのではないだろうか。戦後の引揚…
>>続きを読むエドワード・ヤン監督の長編2作目、
ホウ・シャオシェン主演。
80年代半ばの台北を舞台に、
アメリカから一時帰国して貿易会社の準備をする男と、
台北の企業で大手の買収に争い仕事を辞める女が、
急激に…
昔ながらの台湾に生きて、ややしんどそうなアリョン。
近代化していく台湾に生きて、でもなんか居心地は悪そうなアジン。
近くて遠い、そしてどっちもしんどい2人の対比が面白い作品だった。
最後の方は…
© 3H productions ltd. All Rights Reserved