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サーミの血のmisyohのレビュー・感想・評価

サーミの血(2016年製作の映画)
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エレマリャ役のレーネ=セシリア・スパルロク、すんげ〜いい演技だった
育った環境と家族を捨てて、私は自由に生きるぞ!って決意と、周りと自分との違いに戸惑う姿、もうずっと魅入ってた
セリフじゃなくて表情で主人公の感情が観てるこっちにドバドバ伝わるのすごいな〜

最後の「わたしを許して」のセリフが凄い良かった。
故郷を飛び出してからもきっと差別に苦しんだろうけど、それと同じくらい幸せなものも手に入れたんじゃないかなあ
教職に就いて息子が生まれて孫にまで恵まれて。でもずっと後悔と懺悔の気持ちが消えなくて会いに来れなかったんだよね


レーネ=セシリアがインタビューで「私はトナカイ放牧、その文化、自分がサーミである事に誇りを持ってる」て言ってて、インタビュー記事読んでようやく私の中でこの映画が完結したような感覚になった

差別とか偏見とかも〜意味わかんない
(日本も韓国台湾(だっけ?)に対して行った過去を持ってるけど)同化政策なんてもっと意味わかんない!
民族衣装もヨイクもすっごく素敵なものなのにね。
少数民族に生まれた人たちが自分の文化を愛せない、捨てたいって思わせた差別、偏見が憎いわよね
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