サーミの血の作品情報・感想・評価・動画配信

みんなの反応
  • サーミ人の運命に対する受け入れと拒絶の姉妹愛
  • アイデンティティとは周りから強要されるものではなく自由な選択である
  • 異質なものに敬意を持ち接することと差別の境目は曖昧
  • キャストの素晴らしい演技と印象的なヨイクの歌
  • 自分の運命に抗い、自由を求めていく主人公の強さ
この情報はユーザーの感想を元に自動生成しています

『サーミの血』に投稿された感想・評価

NM

NMの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

まるで一人の人生を振り返るドキュメンタリーのよう。実話がモデルなのかとすら思える。エンディングなども派手で創作的な展開はなく、淡々と進んで終わる。

綿密な取材がなされたのだろうと想像できる。新鋭の…

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アナ雪2深掘りのため鑑賞。
医療、介護、教育制度が整っていて環境先進国。高い生活水準を誇ると言われるスウェーデンの陰鬱な暗部。
少女時代に脱出を図った血脈の鎖は、老婆になっても繋がり続けたまま。
臭…

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Kazumi

Kazumiの感想・評価

4.1

先日NHKで、アイヌの遺骨返還についての特集を見た。遺骨を研究対象として扱われたアイヌとサーミが重なる。

計測と記録のシーンは見てられなかった。
そんなものに意味はないのに、エレ・マリャの恥じらい…

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多様性について考えさせられる1本だった。
監督のアマンダ・シェーネルはサーミ人の血を引いており、父はサーミ人で、母はスウェーデン人。監督は「自分はサーミ人なのにサーミを嫌う者がいます。アイデンティテ…

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Kororin68

Kororin68の感想・評価

3.1

スウェーデンでも、こんな差別があったとは知らなかった。
自分がサーミ人であることが否定される。
「人々が自分自身であろうとしないで、誰か別の者になろうとする時、それが完全な絶望である」(デヴィッド…

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北欧の雰囲気漂うリアルな民族視点の映画

スウェーデンのサーミ人は
日本でいうところのアイヌでしょうか。


遊牧民だったお婆様の回想のお話。
随所随所でサーミ人ということの障壁と闘う少女が描かれて…

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rintaro

rintaroの感想・評価

3.7

遠く北欧の文化はあまり知らないけれど、どこの国にも自然とともに生きる民がおり、近代化の波とともに押しやられる。
文化の違いが、優劣の違いを生み出し、差別と偏見、同じ人間にも関わらず、共存よりも区分し…

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1930年代スウェーデン北部のラップランドでトナカイを放牧してテントで暮らす先住民サーミ人が受ける差別の歴史と、年頃のサーミ人の少女エレが自由を求めてもがく青春譚。

始めて知る歴史だが北欧の景色の…

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inu

inuの感想・評価

4.8

最も恐ろしいのは差別より、被差別に差別が内面化していくことだと感じた。エレ・マリャが湖の水で髪や身体を洗うシーンは悲しかった。同じサーミ人に「汚いサーミの人!」と罵ってスウェーデン人に受け入れられよ…

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1930年代のスウェーデン(ラップランド)における民族問題を描いた作品
現状打破を試みるものの、八方塞がりになってしまうエレマリャが不憫

そんなテーマだけに暗くて重い
ニクラスが急に塩対応になるの…

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