マーティ

シェッド・スキン・パパのマーティのレビュー・感想・評価

シェッド・スキン・パパ(2016年製作の映画)
3.2
第29回東京国際映画祭コンペティション作品

映画監督して鳴かず飛ばず、借金がかさむわ、母親亡くし痴呆症の父の面倒を見るも持て余し、奥さんから離婚届を突きつけられても踏ん切りつかずサインを書かずに放置のダメダメ男が立ち直るまでの話を、タイトル通り、脱皮してはどんどん若返って行く父親と向き合うことで、自分は何をすべきなのか見つめ直して行く。

結構コメディ色が強く、会場もすっごい大ウケでした。
よく映画の中で、ここっていうとこで、スローになったりとかするけど、この作品で使われたその効果は、私にはしっくり来なくて、ちょっと変な違和感を感じたかなぁ…
あと脱皮した父親たち(笑)と息子、そして若き日の母親とがテーブル囲んでご飯食べてるシーンがあったけど、ちょっとそこが長過ぎた感じ。
ちょっとクドくなっちゃった…

作中で、父親が息子に「ごめん、って条件反射のように簡単に言うんじゃない。そう言うことで責任を負うんだぞ。そう言ったからには自分が変わらなきゃいけないんだ」ってセリフがあって、すっごい心に残りました。
マーティ

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