スプリングス

レイジング・ドッグスのスプリングスのレビュー・感想・評価

レイジング・ドッグス(2015年製作の映画)
3.7
〈/誰にとっての人生最良の日なのか/〉


えーと、なんの予備知識もなく観賞したのですが...。
この映画、かなりオススメです!

【ストーリー】
銀行強盗犯の3人は、幼い娘とその父親、旅行者の女性を人質にとり郊外に逃亡するのだが...

【登場人物】
・数時間後に移植手術の迫った娘を持つ父親。
・新婚旅行中だと言い張る女性。
・強盗団のリーダー的存在のサブリ。
・いかれた変態野郎のヴァンサン。
・ヴァンサンの友達で、暗い過去を持つマニュ。

キャラが全員怪しいクライムサスペンス映画です。

車という密室の中で繰り広げられる心理戦が楽しい。
立ち寄った店での騒動、タイヤのパンク、人質の逃亡など、飽きさせない展開でハラハラしました。
特に【クマの宴】というお祭りに巻き込まれてしまってからの展開はマジ素晴らしい。
どんどんギスギスしていく車内の空気が...まるでタランティーノ作品のよう。。

僕はラストが秀逸な映画が好きなのですが、この映画はかなりのどんでん返しを最後に用意してくれておりまして、どストライクの脚本でした!
今までの違和感はなんだったのか。
それが明かされた瞬間は『グァーッ、やられたぁ!!』となりましたよ。

まだ観ていない方がいればぜひ!
思わず唸ってしまうラストが、あなたを待っています!!

【最後に】
強盗団の1人“ヴァンサン”の手に入れてある刺青なのですが、スースクのジョーカーのようでかっこいいです。
あんな“いないいないばあ”されたら泣いちゃう。。