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プールサイドマンのごーのレビュー・感想・評価

プールサイドマン(2016年製作の映画)
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大田原愚豚舎旗揚げ十周年 全作品特集上映
監督、音楽監督、主演トークの回を鑑賞。

シリアやイラクでのISによるテロリズムのニュースをよく見ている男の、プールの監視員の仕事を中心とした日常を撮った作品。

寝食、歯磨きといった日常の繰り返し、おばあちゃん、車中の一方的な会話など、いつもの渡辺ワールドが展開される。
しかし、途中で男がナイフを持って1人訓練をするシーンがあり、なにやら危ない雰囲気が漂う。

当時実際にあった、ISと戦いにシリアに入国しようとした日本人のニュースから着想を得たとの事。安全地帯から嘲笑、バカにする輩が多い中、そんな人間の日常に思いを馳せたよう。

最後のシーンは、単純に水原が祭り(世の中)に埋もれていく、平和な終わり方だと思った。
他には、あの後祭りで無差別殺傷をするとか、実は水原という人間はこの世にいない、という解釈もあったらしい。
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