ヘラルドスクエア

グローリー 消えた腕時計のヘラルドスクエアのレビュー・感想・評価

グローリー 消えた腕時計(2016年製作の映画)
3.2
普通に世の中は腐敗してるんです。
鼻持ちならん、運輸省広報室の女性ボス。
孤独なヒーロー、吃音の鉄道保線員。
すでに設定が面白い。
人間見たり。
上級な人と下級な人の物語。
どっちか上級で下級なのかってことですが。
誰しも善良でありたいのは山々ですけど…。
悪気がないのが一番手に負えないですね。
まぁそのあとのフォローが無茶苦茶で、悪の道へ転げ落ちて行きます。

エンディングタイトルバックは、自動車の中でボスの帰りを待つ運転手が口笛を吹きながらビッグバンドジャスを聴いています。映像はなく音だけがエンドロールに重なります。
なかなかボスは戻って来ません…。
とても洒落ていますね。
しかし邦題だけはやめろくさい。
ほぼ犯罪と言っていいほどの無神経さ。