くもすけ

Dominion: Prequel to the Exorcist(原題)のくもすけのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

エクソシストは第一作くらいしかちゃんと見てなくて、シュレイダーへの興味から鑑賞。「魂のゆくえ」で田舎牧師の静かな揺らぎを描いていたが、その前にこんなのつくっていたのね。出来上がった作品が製作会社から切られて、仕切り直しのビギニング(未見)として製作公開されたというひどい事情だが、作品見るとあー、というかんじ。でも悪くはない。

撮影ストラーロでカメラぐるぐるまわして、若い牧師がスローモーションで突き飛ばされるあたりのんびりしたテンポ。獣の撮りかたは「キャット・ピープル」の頃から変わってない。額から立ち昇る湯気は良かった

いざ悪魔祓いを決意すると本部の許可と聖衣が出てきてもはや伝統芸能みがある。悪魔の声は監督の妻がやってるらしく、一箇所ロシア語で自由を唆すのが聞こえる