小説家の大木(山村聰)は京都で、画家の音子(八千草薫)に会いに行く。音子は16歳の時に大木(31歳)と不倫関係にあり、その時に出来た子供を流産し、ショックで精神病院に入院した過去があった。
待ち合わせの場所に行った大木は、音子の内弟子であるけい子(加賀まりこ)に合うのだったが……
オープニングクレジットの絵から、おどろおどろしい雰囲気で始まるが、映画は終始じとーっと怪しい雰囲気で進む。
物語それ自体はあまり魅かれないのだけど(終わり方も微妙)、同性愛の関係にある八千草薫と加賀まりこの2人の関係はとてもスリリングに見える。
橋の上のシーンや、京都の日本家屋での八千草・加賀の二人で言い争うシーンなど、ハッとさせられる画面作りもカッコいい。
若い八千草・加賀が美しくて、それだけで見る価値有りです。