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空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎のazuのレビュー・感想・評価

2.0
主役「空海」ちゃうんか~い!

よし、この映画、名前変えたがいいぞ。せめて、中国でのタイトル、「妖猫伝」にしよう。

そしたら、見る人の傾向も変わって、評価も高くなると思いますね。

おそらく、空海のままじゃ、空海の歴史を知りたくて、中国の楊貴妃とかそこらへんに興味があって見に来てるはず。

BUTしかし!これは空海でも楊貴妃でもなく、主役は猫ちゃん!!!

しかも、歴史物ではなくファンタジー!!

惜しいな~。

確かに、映像は綺麗だったし、出演している方々も素敵な方ばかりではあった。
150億かけて作ったらしいし。

でもね、なおして欲しいところがいくつかある。
①タイトル(上記)
②日本語吹き替えではなく、中国語+字幕に!
③人多すぎ!
④テーマを絞ろう!

②に関して。
日本語吹き替えのキャストは申し分ないです。
でも、映像としっかりマッチしてなくて、なんというか膜があるように聞こえて不自然。

③に関して。
登場人物の見せ方がお下手。
登場人物が多いなら多いなりにもうちょっと分かりやすくしてほしい。
つまり、日本で公開するわけで、日本人はそれほど中国映画に慣れてないわけで。
これが、純、中国映画ならまだしも、合作なんだからそこらへんの配慮を…

④に関して。
単刀直入に言うと、中盤まで、何の話なのか掴めなかった。
色んな人が出過ぎて、場所がちょろちょろ変わりすぎて、それこそ、主人公は空海のはずなのに、なんか猫ちゃんが主役な気もする…ん???と終始なってましたね。

ということで、ファンタジーが好きな方は見てもいいのかな~と思います。
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