予備知識なしの鑑賞。
なんかやばいやつ出てきた!
と思ったらほんとにヤバイ奴だった。
…らしい。
事実に基づく作品ということで、なにか知ってたほうがいいのだろうかとも思いつつ鑑賞していたけれど、
ラストでいかにこの物語の劇中劇シーンが、元となった作品”The Room”に忠実だったかを思い知って、
いろいろすごい。笑
Oh. Hi, Mark!
のくだりはほんと分かんなすぎて笑える。
…と、”どうしようもない芸術家”の彼に焦点を当てがちですが、
自分が周囲から認められてないと思い込みつつも頑張って貫き通す事ってほんと簡単じゃないし、
そういう意味では、彼のハートの強さはポジティブに言って
羨ましい。
そしてその心を保ちあう相手がいる環境がまた素敵でした。
ひょんなことから不思議な縁を感じて、
一緒にいるようになって、気があうこともしばしばあって、
でも全然自分では分かり合えそうもない性分もあるのに、
なぜか気遣う存在であり、気になる存在であり、共有したい存在…
私も わかるぅ これ! と途中思いながら観ていました。
狙って描いた夢とかが、思い描いていたものと違ったラストで形になることなんて、
個人的にもわりとあった、今までの人生。
自分しか見えていないのは問題だけれど、
頑張っていれば、いつか、何かが起こる
っていう勇気をちょっともらった気がしました。