takanoひねもすのたり

ライフのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

ライフ(2017年製作の映画)
3.5
宇宙ヒトデ強い。

火星の土から単細胞の生命体が見つかり、6名の宇宙飛行士により、国際宇宙ステーションで実験が始まり、歴史に残る偉業になるはずが、生命体が急激に変化し始め…というSFパニックスリラー。

出演陣が豪華です。
ジェイク・ギレンホール、レベッカ・ファーガソン、ライアン・レイノルズ、そして日本代表、真田広之。
宇宙の描写もきれいだし、船内の様子もしっかりしていました。何気にお金掛かってる様子。
でも内容はB級の王道スリラー。

宇宙生命体、もとい宇宙ヒトデは"カルビン"という可愛らしい名前を付けてもらいます。
最初はクリオネみたいな姿ですが、どんどん成長し巨大ヒトデ+タコみたいな見てくれに。
そしてというかやっぱりというか、電気ビリビリされたらそりゃ怒るというか…人を襲っちゃいます、知能が有り、成長スピードも早い。
人間に危害を加える生命体、こうなったら駆除一択しかありません。

ライアン・レイノルズが真っ先に殺られてしまい意外…カルビンに内蔵喰われて血をぼこぼこ吐いてお亡くなりに。ああ勿体無い使い方😭

ありがちな"地球へ持って帰ろう"と暴走する科学者がおらず、皆がカルビン駆除に奔走するので観てる側はノーストレス。欲望ドロドロな部分が削ぎ落とされる為、その分あっさり感はあるかも。

ラストはこういうエンドも好物なので良しです👍着水した船内の有様にちょっと笑いました。

ジェイク・ギレンホールが控えめながらも良かったです。恋愛要素がゼロだったのも好感。
真田広之がすんなり溶け込んでいるのも安心でした。