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無頼無法の徒 さぶのHIROのレビュー・感想・評価

無頼無法の徒 さぶ(1964年製作の映画)
4.1
山本周五郎原作だけあって、しみじみとした人の繋がりを上手く描いている。
庶民の懸命に生きる姿と、人を思う心、そして裏切りや嫉妬といった心の負の働きでさえ切なく哀しく、そして優しく描かれている。

浅丘ルリ子の美しさと、小林旭のカッコ良さ、長門裕之の朴訥な雰囲気と小林千登勢の威勢の良さ、どれも懐かしき昭和の映画って感じで、ジーンときました。

たまに観ると、やっぱいいもんだなと温かくなる作品でした。

今となっては見ることのできない大物(芦田伸介、小松方正等々)たちの演技にも心動かされました。
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