「希望が必要だ」
復讐と復讐のすれ違い。
"ヒーロー"に目覚める瞬間。
待ちに待った。
全アメコミヒーローでバットマンが1番好きなのでどんなに不評でも愛を貫こうと決めていた。だがしかし、こんなおこがましさは不要でただ純粋に面白かった。
サスペンスとして腹十分目。
もはやバットマンすらいらないのでは?と言われているが、いやいや個人的にはめちゃめちゃ『バットマン』をしている。
物凄く興味深い暗さ。この演出の徹底ぶりが気持ち良い。ただ断片的に魅せるのではなく3時間通しての統一感が綺麗で確かな熱意を感じた。
今回ばかりは本当に善悪を決め難い。
"復讐心"のみ、なかなか振り切った主観で動くバットマンがどこか小さく見えた。余裕でリドラーの復讐心の方が痛烈で根深く、実際ゴッサムの闇に切り込んでいる。
そんなイメージの中迎えるクライマックス、そしてラストでは、見事バットマンのヒーローとしての産声がこの作品らしく響き渡った。
ティムバートンとノーランの重圧はそれはそれは大きかったと思うがもはやそれらをフル無視したと感じられるほどに全く新しい世界が一つ完成されている。
リブートして良かったと思うし観て良かった。
ありがとう。
次回作あるならとても楽しみ。
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「俺が影に潜んでいる?
俺が影なのだ」
名探偵バットマン。
サスペンスとして重厚ではあるがその内容であったり謎解きに関しては特に湧く部分はない。それよりそれに対して揺れ動くブルースの心情、振り回される市民、捜査の方法といった"過程"が面白い。
ロバートパティンソンめちゃハマってる。
背高くて威圧感あるし寡黙が似合う。
シンプルにご尊顔がセクシーすぎる。
ゾーイクラヴィッツの歩き方が超綺麗でモデル歩きって良いな〜ってフワフワした気持ちで見てた。
キスシーンに関して、するかしないかずっと分からず絶妙なタイミングでするのが観てて楽しかった。
演技でいったらジェフリーライトが1番良かった。特に拘置所での説得する演技をしながら手引きする一連のシーン、演技をする演技に感動。
冒頭アヴェマリアに心掴まれた。
視点の映像切り替えも凝ってて飽きない。
もうずっと暗い。
前の方の席じゃなかったらよく分からなかったかも。でもそれが個人的には好き。もはや照明が銃の火花だけで送られるワンカットのアクションシーン、これ凄かった。
炎を背に立つバットマン。
ペンギン視点の反転した車から見るこの姿には鳥肌が立った。格好良すぎる。歴代で1番マントに興奮したかも。カーチェイスの面白さには腰抜かした。
ただガジェットは確かにあんまり。デザインに関してバットモービルもバットポッドも控えめすぎたかも。あとキャットウーマンのニット帽だけは変える余地しか感じなかった。
バットモービルのエンジン音は良すぎて泣きそうになった。音響が本当に素晴らしい。
発煙筒、洪水の中人々を導くカット。
これはたまらんかったです。
なんかめっちゃ英語聞き取りやすかった。
しかも全員。特にゾーイ。
傘を刺さずに雨に打たれたくなる。
しっかり厨二病を再発させてくれた。
読んでくれてありがとう。
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「混沌には悪が潜む」
「恐怖は武器だ」
「俺は復讐だ」
"動かぬ嘘"
「闇のヒーロー?容疑者かも」
「チャンスをやろう
私はもらえなかった」
「お前の想像を超える力が働いている」
"親の罪は子に報いる"
やめてよ〜。
「地獄で会おう」
「選択には結果が伴う」
「金持ちの言い方ね」
たしかに。
「どんな善人だろうが
追い詰められれば変わる」
「貴方に必要なのは父親なのに
私しかいなかった 無念です」
「一線を越えたら奴らと同じになる
よく聞け 命を無駄にするな」
「復讐で過去は変えられない
希望が必要だ 人を支える存在が」
「自分を大切に」