なちここ

THE BATMAN-ザ・バットマンーのなちここのレビュー・感想・評価

4.7

3/11 池袋Dolby Atomsで鑑賞。
バットマンの鈍器のような足音、
バットモービルの唸り声、
ひたすら重いゴッサムの街の空気。
これほど音響映えする映画ある?って程の
重低音がゴッサムの街をより混沌的に表現してくれるので、ドルビーおすすめ!


黒×赤 ダークここに極まれりのパティンソン版バットマン。
見て欲しいのは彼の陰鬱な瞳。

眼に輝きはなく、
常に病み気味で暴力的な顔が見える
パティンソンバットマン最高に
ダークでただかっこいい!!!!!
目の周り黒いのもより闇でよい。

小悪党をちょっと引くくらいボコボコにしちゃうシーンに歴代バットマンの中で1番泥臭いブルースが垣間見えました。
戦闘シーンはとにかくボコボコ!
華麗さというより、ひたすら鈍器。

正義感とはまた別の執着に似た想い、
今までの爽快痛快ヒーローとは違った人間味が
見えて非常に好みです。
バットマンにコミカルさは必要ないね…


影に潜み、闇から現れるバットマン。
登場シーンが全部震えるくらい怖くて、
混沌の犯罪都市ゴッサム唯一の恐怖って感じで最高でした。


ペンギンとのカーチェイス、
めちゃくちゃ鳥肌たった。
追い詰められたペンギン、
近づく黒い男、
そしてバックで鳴るバットマンのテーマ。
名シーンだわ、、、


影の繋がりが繋がりを明るみになり…的な
脚本面白かったです。
全然長く感じなかったな。

今まで信じてきた父親と一族の秘密を暴かれて打ちひしがれるブルースは今日もまたゴッサムを守るために暗躍する… て感じでしたね。

ゾーイのキャットウーマンも良かったな~
キャットウーマンはハサウェイの長身白人の美女のイメージが強いけど、ゾーイみたいな素早い猫!って感じのキャットウーマンもいいね。

ブルースとのロマンスも、
かすかに交わっただけで宿痾ゆえ少し切ないが、これがバットマンとキャットウーマンて感じだなあ。 ブルース最後くらい自分からキスしなさいよ!!


ジム・キャリーの愉快変態仮装リドラーとは別の意味で、病的で変態なポール・ダノの怪演でした。
最後の??との対話、武者震いと悔しさの笑い声が印象的。


アルフレッド結局大丈夫だったのかな


Dolby Atoms の音響も最高すぎたけど、
サントラもダークでかっこいい。
ノーランじゃないからジマーのトラックとはいかないけど、
バットマンのテーマがふんだんに使われて、
あらゆるアレンジが聞けて嬉しい。
アベ・マリアのアレンジもあったしね!

今回はわりとメロウなオーケストラもあれば、
エンドロールはピアノの叩きつけるような低音!


リドラーもペンギンも生きてる上に
ラストはどうやら最悪なコンビが生まれそうな感じなので、
ダークナイトもびっくりな激重な続編期待してます!!!!!!

やっぱりバットマンは暗い話じゃないと!
シリアス最高!
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