このレビューはネタバレを含みます
冒頭でSomething in the wayが流れた瞬間に、「あ、この感じか！！」って！！
サイコーが過ぎてたくさん描きたいことがあるけど、1番にロバート・パティンソン、最高すぎません…？至宝か…？
炎のゴブレッド・トワイライトシリーズでキラキラしたアイドル的な地位になったと思ったら、
どんどん変な方向に進んで、ライトハウスで演じ切った狂気からザ・バットマンの闇病みしか感じさせないコレですよ！何あれ！！
楽曲がNIRVANAだからっていうのもあるけれど、Nevermindで一発当てた後のカートの破滅と、ロバート・パティンソン演じるバッドマンがどうも被っていて、ゾクゾクするものを感じました！！
アンプラグドの穏やかな表情に見えるカートとゴッサム市民の手を取るバッドマンもちょっと被っちゃうよね！！
でもMTVのアンプラグドでの曲ごとに拍手が鳴って、小言で観客を笑いを取るカートに感じた違和感と同じものを感じたよ！！
ノーラン版のバッドマンはちょっとアメリカンサイコの裏側的な、表裏の葛藤みたいな部分があったわけだけど、
今回のはブルースウェインもバッドマンも真っ暗で、セラピー的に悪人の顔面を殴っているような感じ…？
別の狂気を感じました！！とてもよき…というか暗いロバート・パティンソンが最高すぎる…
というか、ビギンズのスーツ来たら声も低くしてみるって普通にキモ過ぎて無理なんだけど、今回はめちゃ自然でしたね！
なんかヴィジュアルで怖がらせるっていうバッドマンのコンセプトは理解しているんだけど、
今回はロボコップ的な絶対顔面ボコす話通じないヤバいやつって雰囲気が全体から出ていて、バッドマンの中にいるブルースウェインが見えてとてもしっくりきました！
スーツの細かい傷もとっても良かったですね！「これ皮かなぁ〜」っていう単純な疑問が声に漏れてるモブ警察への感情移入よ！
マッスルなスーツのベルトにミリタリー的な小物入れがついてるのも、実用的というか、絶対許さない感じが出ててとてもよきでした！
フライングスーツの変形もめちゃ好きでした！だってロバート・パティンソンがオザキ8に挑戦するんだぜ！？やったー＝！！！！
で、バッドモービルのかっこよさ！！めちゃくちゃ好きでした！！
ノーラン版の未来テクノロジー感じる変形バッドモービルも超好きだけど、今回の素敵エンジンを積んで唸るアメリカンマッスルカーなバッドモービル、たまらないですね〜〜！！
カーチェイスシーンの逆走してる感じ、もうドワー！ってバッドボーイズ2バッドの逆走が至高だと思ってたんだけど、
ベクトルの違う臨場感？迫力？安っぽい言葉になっちゃうけどスッゲー良かったです！！
なんだろ、車にカメラを固定しているから…？というか、爆発抜いても何回も見たくなっちゃうよね〜〜！
『バッドマン・フォーエバー』ではジムキャリー演じる謎々おじさんだったリドラーも、今回死ぬほど狂気でしたね…
悪を楽しむとか、単純な破壊を目論むとか、そういうのじゃなくてなんか政治的なモノを感じてゾクゾクしました！
マスクのデザインもめちゃ好き！というかあのマスクはあの透明なメガネをつけて初めて完成するような感じ…？
相性抜群にキモくてサイコーでしたね！
で、リドラーが出す謎々を秒で解くバッドマンも、おそらくかなり謎々好きだと思うの。
会計士として正当な評価を受けられなかったリドラー自身にとって、答えを自分で設定できる謎々を出すことがセラピー的な要素になってると思うの
バッドマンの暴力セラピーと同じで、なんだかこの関係とってもいいよね！
で、そんな謎々を解いてくれる＝正当な評価を受けられた。って捉えると、
リドラーにとってバッドマンはなくてならない存在なのかもね！
というか、モブの知能が純粋に低そうなゴッサムシティにおいて、謎々解いてくれる唯一の存在がバッドマンなのかもね、そりゃあ依存しちゃうわな…
ペンギン、エンドロールまでコリンファレルって分からんかった！マジで誰だよ…！
カーチェイスシーンなんて完全に怒りのデスロードの人喰い男爵じゃねぇか！スッゲー！！！！
笑顔がほとんどない今作の中で、唯一笑顔を残したのがペンギンでしたね…（最後にめちゃ笑ってる人いたわ…）
あんまり鳥感なかったけど、続編がでたらペンギンの成り上がりも気になりまする…！
