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THE BATMAN-ザ・バットマンーのメタのレビュー・感想・評価

4.2

 俺は復讐だ。


私は概念である。
概念をひたすら実行する。
一体化していくのが今作のバットマン。

目で語るシーンが多かった。復讐という概念から、たまに漏れ出すブルース個人の瞳。
さらに、初登場シーンから印象的なのが足音だ。

足音が主張する。
「復讐がやってきたぞ」、と。

彼の個人的なストーリーにそこまで焦点が当たっていなかったのはプラス。恋愛要素はさらに削って欲しかったが。

連続殺人事件を調査するバットマン。
彼が対峙する存在も、現代的。

ヒーロー映画らしいシーンもたまにある。
アクションが重くてカッコいい。ガジェット的なクールさは抑えめ。その分、ペンギンとのカーチェイスは最高に盛り上がった。

サスペンス映画、たまにバットマンというバランスだった。
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