THE BATMAN－ザ・バットマンーのつめけんのレビュー・感想・評価

なげ〜〜〜〜〜〜〜〜

みんな大好きバットマンの単独作。
DCEUとの繋がりは今の所無し。繋がんなくていいぞ。

重厚なカッコ良さのあるシーンが沢山あって良かった。
特に、爆発の中からバットモービルが飛び出して来るとこと、直後にバットマンがゆっくり歩いてくるところ、ベタだけど最高にカッコよかった。痺れた。今までのバットマン映画の中であのカットが1番気に入った。

そして今作で最も語るべきは、バットマンのイカれっぷり。超ハードボイルド。
実写バットマンって、原作に比べてイカれ具合が足りないというか、マイルドな性格をしてることが多いけど、今作のバットマンは相当ヤバい。
金持ち坊ちゃんブルースウェインとしての側面はほぼ見られず、「復讐」を自称して悪党狩りにひたすらのめり込んでる異常者だった。
ずっとキレてる。全然喋らないし、ピクリとも笑わない。これでこそバットマンの異常性が伝わる。
例えばノーラン版のバットマンってすごい爽やかでよく喋る上にかなりヒーロー然としてて、ジョーカーに「お前と俺は表裏一体！」的なこと指摘されてもイマイチピンと来ない感じがあるのに対して、今作のバットマンの異常者ぶりは、その指摘がだいぶ刺さってると言える。こういうのもアリ。


やってること自体はダークナイトと大体同じなのが気になった。
今回のメインヴィランのリドラーは、ジョーカーとトゥーフェイスを足して2で割った後にシビルウォーのジモを足したみたいな知能犯で、犯行は中々派手だけど、華がなかった。リドラーがもっとパンチ効いてたら大絶賛してたと思う。

あと、流石に長過ぎ。疲れた。
この内容でこんな長い必要あったか？