「ダークナイト」や「ジョーカー」といった、高い壁となる先行作品がある中、あえてバットマンを主人公に、ダークな路線全開で勝負したところが良いと思いました。
カーチェイスなど、華々しいシーンはありつつも、そこまで装備に頼ることなく、肉弾戦でゴツゴツと殴るバットマンの映像が中々衝撃だったなぁと。
ヒーロー系のアクション映画というよりは謎解きの要素が強く、「セブン」とかっぽい雰囲気だなぁという印象で、3時間の長尺でも全然気にならず、あっという間に見終わった感じでした。
ラストに人命救助をして単純なヒーローっぽく描かれて終わるところは少し不満でしたが、ノーラン版の１作目の「ビギンズ」よりも格段に内容が素晴らしかったので、もし続編でジョーカーと絡むことができたら、「ダークナイト」を超える作品になるかもと期待させてくれる内容だったと思います。
