仮面を被って初めて真の姿になれる、若きブルース・ウェインの物語。
映像も音楽もストーリーも暗…。好きですこの感じ。レザースーツのギギギって音たまらん。
ミステリーという観点で見ると、ストーリーにそこまで面白さはない。
あっと驚くどんでん返しがあるわけでもないし（あー、まぁ…あるっちゃあるけど…）、リドラーの謎解きも思ったより地味だった。
ただ、相変わらず治安悪すぎゴッサムシティの闇とか、バットマン＝ブルースの物語として見ると悪くない。
もうとにかくじめーっとしてるんですよ。夜だし雨も降ってるし。
バットマンも全然ヒーローに見えない。ただただ怖いコスプレ野郎。
バットモービルの轟音を映画館の音響で全身で浴びたときには、追われてる身じゃないけど本当に「恐怖」と「絶望」を感じた。
…だからこそ映画館で観たいよねこの映画は。
終始画面が暗くて、これ家で観るとき部屋の電気消さないとほぼ見えないよ。あと家で観たら長くて寝そう。
この長尺さが映画の重厚感につながってるのはわかるんだけど、話の展開はそんなに無いからあと30分短くできなかったんかなーと思った。終わった後、トイレ駆け込んだよ。
最後の最後にちゃんとヒーローっぽいシーンも用意してくれたのはよかったです。
目の周り真っ黒のロバート・パティンソンがめちゃくちゃ心にブッ刺さりでした。マスクシーン多いから素顔見れたときの嬉しさったらない。笑
エンドロールにバリー・コーガンて書いてて、え！？どこにいた！？と思い、役名見たらまじかよ……。次回作も楽しみにしてます。
