Mouki

THE BATMAN-ザ・バットマンーのMoukiのレビュー・感想・評価

4.0
記録

全編を通してバットマン(ブルース)のナレーションが入るところは、アメリカ映画で昔からある探偵モノの型ですね。

なので、探偵モノとヒーローものが合体して贅沢なサスペンス映画といった趣です。
こんな型のバットマン映画を観たことがなかったので面白いです。(コミックでは結構あるので、バットマンが探偵と呼ばれるのはそこでしょうね)


総評として絶賛しますし、人にオススメもしますが、スカッとしたヒーローものを求める人は肩透かしをくらうかも。

今までで一番ダークだし重い内容でした。
バットマンの登場BGMも恐怖を感じるようなどこかダース・ベイダーのテーマに通じるものがありましたw
飽きさせない内容ですが3時間はやはり長い。
個人的には割愛出来るところはあったと思います。
3時間の割にアクションシーンは少ないですが、濃厚なアクションでした。バットマンはやはりパワープレイヤー寄りがいいです。

キャストも皆 魅力的でした。
ポール・ダノって、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」の怪演以降、ヤバい人だなと思ってましたが今回もヤバいです。
コリン・ファレルはただのデ・ニーロでしたw

ホントこれ以降のバットマン映画では、
両親が殺されるシークエンスは全カットして
色んな監督やキャストに料理してもらうのがいいんじゃないでしょうか。
(ドラえもんの映画だってもう関係性ありきですからw)
監督によって、老けた引退前のバットマンとかロビンとのBLものとかw、絶対に同じ人でシリーズを固める必要がないんじゃないかと、
今回のバットマンを観て思いました。
Mouki

Mouki