酉革多郎

THE BATMAN-ザ・バットマンーの酉革多郎のレビュー・感想・評価

3.7
 バットマン映画といえば、悪役が大きな印象を与えることが多いが、今作では全編通してバットマンの様子を丹念に描かれており、真の意味で「バットマン」映画であったのかもしれない。

 逆に、悪役等は少しキャラクターが一辺倒にも感じた。過去作における悪役たちや、直接的な繋がりはないが「ジョーカー」と比べてしまうとどうしても既視感のある、迫力に欠けた悪役に感じてしまった。

 また、警察官が大挙してバットマンを追いかけるシーンは、時代劇を見ているようで不覚にも笑ってしまった。
酉革多郎

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