「闇に蠢くダークヒーロー」
マット・リーブス監督、ロバート・パティンソン主演で新たなリブート作品として始まった新生バットマン第1作目。こちらも「ダークナイト・トリロジー」と同じく3部作になると言われている模様。尺は驚異の3時間。
この3時間を長いと取るか短いと取るかは人それぞれだが、残念ながら自分は前者だったなあ。今回のバットマンは傑作「ジョーカー」にちょっと寄せてきた感がある陰鬱さもあり、好みなのは好みなんだが、やっぱりそれでも長かった。
そもそも犯人のリドラーが誰コイツみたいなサプライズ感が無かったので、サスペンス的ワクワク感はあまり感じられなかった。思想のイカレっぷりもサイコパス度が微妙だし、動機もなんか取ってつけたような感じ。
過去のどのバットマン映画よりもブルース・ウェインの内面に迫ったりと雰囲気とコンセプト的には非常に良かったんだが、3時間の冗長さはやっぱりイマイチだったのは否めない。映画は長ければ良いってもんじゃないってのを地に走ってる典型的なパターン。ノーラン監督版には今のところ及ばないデキかなあ。まあ、次回も見るんだけど。
余談、ペンギンてコリン・ファレルが演じてたのかよ。この人マジで一見では分からない役多いな。ペンギンというキャラはこの映画においては結構な〇〇なので良かった。