サマータイムブルース

THE BATMAN-ザ・バットマンーのサマータイムブルースのレビュー・感想・評価

4.0
なぞなぞです
少なければ少ないほど価値があるものってなーんだ?

賛否両論ある中で、私はすごく面白かったし、興奮して観ることができました
ダークナイト・トリロジー以上にダークで、悲哀のこもったこの世界観は結構自分好みでした

バットマン・シリーズ、既に何度も映画化されているし、ドラマ化もされていて、同じ設定、同じ登場人物で、果たしてこれ以上どうリブートする余地が残されているのか、興味深く拝見しました

ここからネタバレあり


なるほど、今回はリドラーが法廷会計士という設定になって、ヴィランになるのね
リドラーの生い立ちを考えると、復讐の鬼と化し、殺人を繰り返すのも、分からなくはないし、同情するし、悲しい気持ちになります
彼はバットマンになぞなぞを振り掛けて、煽ります
ただ、それは、やり方が真逆なだけで、ある意味彼はバットマンと同じ目的を持った、同志なんだ、っていう気もして来ます

そして、ブルース・ウェイン/バットマン(ロバート・パティンソンさん)自身も、両親を殺したのは誰か、なぜ殺されなければならなかったのか、という真相に向き合っていきます
この辺はとても見応えがあってゾクゾクしました

ダークな映像、雰囲気、ニルヴァーナの音楽もどことなく儚げでとても合ってるなと思いました
その辺はマット・リーヴス監督の手腕が光ってたかな

続編も示唆されていて、今から楽しみなんだけど、今度の上映時間はいったい何時間になるのだろう、正直、これ以上長いのは勘弁してほしいかな

ロバート・パティンソンさんは、バットマンのイメージピッタリで、新境地を開拓した感があります
とても良かったと思いました

いつも思うけど、バットマンが空中を飛翔する姿って、コウモリというよりは、モモンガかムササビに見える(笑)

さて、上記のなぞなぞの答えは「友達」・・・でした