fuming

THE BATMAN-ザ・バットマンーのfumingのレビュー・感想・評価

3.0
新生バットマン。とにかく暗い。
クリストファーノーランのバットマンシリーズは従来の特撮映画的なノリを脱し、DCコミックらしいリアリティと社会派路線を見事に打ち出したが、反面説教くささも感じる内容である。本作はそんなノーランバットマンのベクトルをさらに濃く煮詰めたような雰囲気であり、重厚感のある作風の反面今一つエンタメやカタルシスに欠ける印象であった。個人的に本作は話題となったジョーカーの一種のアンサームービーとなっており、映画としてのトーンを合わせてきているのかなぁと感じた。
fuming

fuming