2022年製作
アメリカ映画
マット・リーヴス監督
ロバート・パティンソン主演
監督はあまり知らなかったが「猿の惑星」と「クローバーフィールド」(鑑賞済)を手掛けていた。
全編を通して「暗い」に尽きるが、ロバート・パティンソンの演技がより暗さを際立たせていた。
「TENET」のニール役は後から知った。
いい役者になりそう。
作品はくどいがとにかく「暗い」。
暗い作品好きの自分にとっては好物だったが、バットマンに関しては「ダークナイト」のポイントがかなり高いため、本作がバットマンの設定である必要があるのか?ということを映画後半ではずっと考えながら鑑賞していた。
トラウマ持ち主人公とサイコパスキラーとの対峙はとても面白かった。
それにバットマン作品としてのゴッサムシティの腐敗や格差というテーマを上手く被せてある。
ただ、スーパーヒーローであるはずのバットマンは、そのスーパーたる所以はほとんど現れず精神のみが受け継がれた作品のように思えた。
何度か鑑賞するとまた感想も変わってくるのかもしれない。
3時間に及ぶ力作は十分見応えのある作品だった。