ツヴィアは精神異常を抱えているがよくわかる。テレアビブからきたハシディックユダヤ教の二人の女性にトイレを貸してあげる時、ツヴィアは台所からTemple Mount が見えて幸せだというが、なんだか暗さを漂わせているようだ。ハシディックユダヤ人も、ツヴィアをジロジロ見て、何か不穏の感じがする。肥満で過食症があり、ジャムを次から次へとスプーンで口に流し込む。スープもそうだ、鍋から何度も何度も立て続けに口に入れる。それに、タバコを何本も吸う。でも、娼婦に飲めと言われた酒がコーシャーかどうか戒律を気にする。それに、作った晩御飯だが夫が食べないので娼婦とギャング仲間に持っていく。ツヴィアは夫とは叶えられない肉体関係だが、娼婦とギャングとの喘ぎを聞いて身近に感じているようだ。熱心なユダヤ教信者のツヴィアは自分自身を娼婦やギャングなどの不信仰な人々の中に置くことにより、新しい世界を見たわけだが、それが、結局彼女は受け入れられないので彼らを毒殺したという意味にしたのか?