なんか知ってるなぁ、この感じ、女子の世界。
子供たちがあまりに自然なので、ドキュメンタリーを観ている様で切なくて胸が痛い。
小学生のイジメ、スクールカーストが描かれて、そこにはもうしっかりと力関係、利害関係、嫉妬、裏切りと言った人間社会の縮図がある。
子供だから、子供ゆえ、狭い社会の中で真剣に悩み、傷付きながらも懸命に生きる。 そこだけが世界の全てだから。
一方で弟が身を置く男社会の、なんと単純で分かりやすいシンプルなこと。 弟が意地悪されたりケガさせられると歯痒くて、「何でそんな子と遊ぶの？ 叩かれたら叩き返して来い！ やり返して来い！」とついつい同等である事を求めてしまうのだけど、弟は「叩き返してたら いつ遊ぶの？ ボクは遊びたい」
オンナの複雑さは、こんなに幼い頃から始まっているのね。
ドッチボールのメンバー選びに限らず、昔はグループ分けってあんな感じだったと思うけど、多分今の日本の小学校はこんな選び方したら問題になりそう。
とても興味深い映画だった。
