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THE NET 網に囚われた男のkissenger800のレビュー・感想・評価

THE NET 網に囚われた男(2016年製作の映画)
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4年前の作品だよなあ(今ならまた違うプロットになるんじゃないのかねえ)って思った理由が何なのかを考えていたんですが、だいたい朝鮮半島クロスボーダーものって、北に帰る選択をすれば相応の報いがある、って結末なのがお約束で、それは韓国社会の暗黙の要請によるものだ、と思っていたんですけど。
たとえば『鋼鉄の雨』(2017)で北から来たチョン・ウソンをどうすべきか、って若干迷ってるふうの展開で、お。って思い、『工作 黒金星と呼ばれた男』(2018)が、それまでになかったような展開だったので、へーこれを許容する空気が韓国内に醸成されたってことなんですかどうなんですか。ってわりと興味深く見たんですけど、最も新しい『愛の不時着』(2019)でそのあたりがどう扱われていたのかは見てないから何も言えない。っていうオチ。
いずれにしても、話をもとに戻せば、4年前ならこうだった、今なら違う。と思えるだけの変化が少しずつ少しずつ起きている、願望混ざってるけど、そんなふうに思いました。
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